13歳の愛犬 嘔吐下痢 通院2 【ご飯の話】
2020年年末から体調を壊し、嘔吐を繰り返した13歳の愛犬ピノ。
吐き気止めの薬と、点滴で吐き気はおさまったものの、下痢が始まってしまった。
嘔吐と下痢の連続で、ピノの体は、急激にやせ細って抱いたときに悲しくなるほどかるくなっていた。
さあ、通院2日目。なんとか、希望をみいだせたなら、、、
そんな気持ちだった。
2020’1.2
この日も番号札をとると8番目。
診察室に入ると、昨日の若くてかわいらしいA先生だった。
昨日と打って変わって、ほっとした。
『昨日ごはんたべれましたか?』と優しく問診と、体重測定からはじまった。
ご飯が食べれてないこと、そして、夕べは下痢が始まってしまったことを告げた。
う〇こが、持ってこれなかったことを告げるとピノからとれるかやってみます。
とにかく、、今日は、下痢止めと、吐き気止めを点滴にいれます。
という説明で、ピノは、処置の部屋へと連れていかれた。
再び呼ばれたが、う〇こは採取できなかったとのことで、何なら食べてくれるだろうと、先生は、医療用のごはんを点滴しながら与えてみてくれたらしい。
『見ていると食べなかったんだけど、置いといたら、食べたようですよ。』といい、次はささみほぐしたものを与えてみてくれ、私の手からなら食べてくれた。
ささみを食べてくれたことにほんとにほっとした。
高齢犬用の消化ケア用(医療機関専売品)のご飯も1缶もらってためすことになった。
しかし、まだまだ高齢なため明日も点滴が必要な状態です。ということで、帰宅した。
家に戻って、2種類の薬をすりつぶし、病院でもらったご飯に混ぜて与えてみたら、食べてくれたのだ。そして、頭をあげている時間が長くなった。なんだか、顔つきもちっがうし、ピノの耳が元気になった気がした。
家族全員で、喜びと希望が見えた瞬間だった。
今回ばかりは、ピノの衰弱と、年齢から、
誰も口には出さないが、みなどこかで覚悟をし始めていたところがあったのだろう。
この日も、ひたすら寝ていたピノだけど、夜には、また薬の入ったご飯をスプーン1杯ほど食べて寝てしまった。もっと食べたいだけあげたい気がしたが、先生からは、
『食べれたとしても普段の4分の1程度にしてください。胃腸の機能ももどってないですし、ずっと食べていなかったので。』と言われていたのだ。
2021’1,3
この日も朝から病院で点滴を済ませ、戻ると昨日より多めのごはんと薬は難なく食べた。と言っても小さじ2杯程度。夜も同じだ。
あとは、ずっと寝てる。ただ、昨日よりは、目に元気がある気がした。
2021’1'4
私は、この日が仕事始めだったので、通院を主人と次女に任せて出勤した。
午後に戻ると相変わらずずっと寝ている。
点滴をして、なくなった薬をもらってきていた。しばらく、点滴はなくても大丈夫ということで、薬がきれるまで家で様子を見てください。ということだった。
ご飯は、通常の半分にすすめた。この日から、ささみを茹でて、手で裂いたものをほんの少しのせてみた。喜んでいるようだ。
いつもなら、ピノにくっついていたずらばかりする娘もそっと見守っている。
ご飯も順調に増やし、薬も食べていることから吐き気や下痢はない。
耳がよく動くようになった。パピヨンは、耳がよく動く。感情も耳に出る。
元気になってきているのがわかる。
2021’1.5
朝ご飯を通常量(大さじ2杯)を食べた以外はずっと寝ている。
夕ごはんは、食べなっかった。朝ご飯が少し多かったのかと思ったら、急にウロウロし始めて慌てた。
吐き気があるときと同じだからだ。
そうではなっかった。少量の真っ黒のう〇こをした。
排便が出たことに、ほっとした。
2021’1.6
朝、わたしの食べていたパンを欲しがった。本当はいけないのだが、ほんの少しあげてみたら、うれしそうに食べた。この日からご飯の量を通常にもとにもどした。
次女が千葉に戻る。元気になってきたのでほっとして、帰っていった。
さすがに、今回は主人一人で千葉までの往復ドライブ。
2021’1.7
体力も戻ってきて、起きている時間がながくなり、うれしいとしっぽもよく振る。
いつものピノにかなり近い。
2021’1.8
病院専売の缶のごはんが、終わってしまったので、いつもの
【Pedigree 11から用 チキン&緑黄色野菜 ささみいり】
を大さじ一杯くらいと
そこに、ささみをトッピングしてをあげてみた。
しばらく見つめていたが、食べてくれた。
2021’1.9
病院でもらった薬が終わった。
2021’1.10
薬も終わったが、なぜか、かまってちゃんだ。ツンデレピノちゃんの体調がよくない合図だ。朝ご飯も食べない。気分転換になるかと、外に出してみた。しばらく、ウロウロすると、辛そうにしゃがんだ。
下痢だ!
ここにきて、緑色の水のような中にほんの少しだけ形があった。
病院で言われたとうり、綿棒ですくって袋に入れ、慌てて病院に走った。
便を細菌検査、顕微鏡で虫害検査。をしたが、大きな疾患はなく、悪玉菌が多めなので、腸が弱っている。ということでした。これで、すべての検査ができたので、大きな疾患や、病はないとわかったのでホントにほっとした。
ここで、先生のご飯の話から、
生のごはんというのは、水分を多く含んでいるのでカリカリご飯よりもたくさ
食べないといけない。食の細い小型犬には、カリカリのほうを食べてくれる
ならば、バランスもとれて、歯垢も取れていい。しかも、もう高齢なので、消化
にいいもの選びましょう。
ということだ。
家に戻り、薬入りの病院専売缶ごはんに、カリカリご飯の試供品をまぜてみた。
でも、ピノは、カリカリご飯が好きではない。だからずっとさけてきたのだが、病院でもらった試供品のカリカリご飯は、食べてくれた。
味が好みだったのか、すごく小粒なのがよかったのか?
それが、【Hill's プリスクリプション・ダイエット 消化ケア i/d 小粒チキン】
早速、楽天市場で探して1kgを購入。
いつもあげていたご飯に比べたらかなり高額でしたが、ピノの健康には変えられないものですよね。
ただ、いつもの半生タイプのご飯も楽天市場でまとめ買いをしてしまっているので、まぜて与えることにした。
それ以降は、おなかを壊すこともなく、徐々に、元気になりました。今回は、完治に2週間弱もかかってしまった。
以前にも似たような症状はあったけれど、3~4日程度で治っていたのが、高齢になれば回復には、時間もかかり、その間に衰弱してしまうので、なるべく体調が崩れないようにしてあげなければいけない。と感じた。
主人は、ピノと車で一人キャンプに行くのが夢だったようなのですが、それはあきらめてもらいましょう!
そして、病院でみつけた犬の年齢算出法!をお知らせして終わりとします。
(実年齢−1)×5+20
これで算出すると、ピノは85歳!ということになります。
体を、もっと大切にしてあげたいと思うのです。もっともっと長生きしてね!